
今回は「城端絹と伊勢型紙展」を同時開催します。 城端は絹織物の産地として知られています。羽二重を中心に絽や紗も織っていた時代があり、紗は小紋染の型紙の補強用にも使われました。
型紙のほとんどは伊勢(現在の鈴鹿市)で彫られます。美濃和紙を縦目横目交互に3〜4枚柿渋にて張り合わせます(柿渋は防水と紙を強くする効果があります)、鋭利な刃物で「錐彫」「突彫」「引彫」「道具彫」して型をつくり、最後に目の粗い紗(釣地)を張って補強します。
今回城端→伊勢→京都と産地を流れていった紗入りの様々な模様の伊勢型紙25枚を展示します。 里帰りした城端絹をご覧ください。
なお会期は古裂三昧同様10/14(火)までとなります。