2003年10月13日

戦争の甘い誘惑

47_1.jpg 京都へは金沢からサンダーバードに乗ります。片道二時間ちょっとで快適です。 この時間はもっぱら読書にあてています、往復でハードカバーを二冊は読んでます。 しかし、先日の京都出張で読み切れなかった本があります、内容が濃いので帰宅後一日一章読むのが精いっぱいでした。
 「戦争の甘い誘惑」クリス・ヘッジズ著。 元ニューヨークタイムズの従軍記者で2002年ピューリッツアー賞を受賞しています。
 世界中の戦争(紛争)現場を実際に取材し体験したことを元に、戦争はどのように始まってどうやって続けられるか(大義を維持できるか)を書いてます。
 読み進むうちに自分の無知を恥じました。「20世紀に戦争で死亡した人間は軍人民間人合わせて1億人超」「1915年オスマントルコによるアルメニア人大虐殺200万人」…知らなかった…。
 『戦争物語は殆ど戦争の実態を伝えないばかりか、心に傷を負った者たちの話も無視される。だから次の世代は戦争の実態を教えられることも、引き継ぐこともないままに育つ。そして戦争を知らない世代は、また恐るべき対価を支払って自ら戦争を体験し、そして幻滅を味わうことになる。』
 8/26の日記にも書きましたが、戦争体験を聞いたことのない人間が憲法改正を声高に叫ぶ時代です。 タカ派の2世3世議員達に是非読ませたい良書です。 この本を蔵書に入れた城端図書館に感謝します。何度も読み返したいので購入することにしました。
 「自分たちに同調しないものはすべて敵である」と戦時中すべての国家で情報操作されてきました。 9・11後のアメリカも同様ですね。
★権力に対する人間の闘いとは、記憶が抹消されることへの闘いである(小説家ミラン・クンデラ)
 きょうは寒いので茶の縞ウールに帆布の袴です。 角帯は黒、足袋は茶。 半衿はレンガ色でアクセントにしてみました。


posted by きよべ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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