
寛政11年(1799)頃、久留米の井上 伝という12歳の女性が考案しました。伝は着古した藍染めのきものが古くなって色が落ち白い斑点になっているのに気づき、これをヒントに新しい織物を考えたのです。 古い着物を解いてみると糸が斑になってます、この糸と同じようにするために、伝は糸の所々を別の糸で括って染めることを思いつきました。日本の絣の始まりです。
肌ざわりが良く、洗えば洗うほど柔らかくなり、また柄がくっきりと映えてきて、特に白い部分はより白くなります。 普段着には最適な素材と言えましょう。(クリックすると拡大)
きょうは青い縞のウールに香色(こういろ)の半衿。 辛子色の角帯に灰汁色(あくいろ)の木綿袴です。
【和の色名】http://www.craft-ran.com/kiyobe/kiht/wairo.html
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