
しかし、楽しみにしていた人形展なのに会場に入った途端、家に帰りたくなりました。というのも、家で寝たきりになっている95歳の祖母の顔を思いだしたからです。 「人形に囲まれた懐かしい空間にもっといたい」と「早く帰って祖母の顔を見たい」という二つの気持ちが葛藤しましたが、「これで見納めかも…」という気持ちが勝って、結局1時間も長居しました(写真をクリックすると拡大)。
同会場で86歳の記録映像作家、増山たづ子さんの「故郷」写真展も開催されていて、ダムに沈む徳山村の人々の日常生活をスナップしてました。 大人も子どももみんないい顔をしています。
二つの作品展を見て、自分はあんなにいい表情をしているだろうか? と自問しました。 40年生きてきたけどあんな表情はできてないのが恥ずかしいです。
【高橋まゆみ〜創作人形の世界〜】http://www.1-light.com/dollart.htm