
「快晴」のハズがいまいちスッキしない空模様の曳山祭、天気予報は「午後は雨」です。
若連中を卒業して早や2年、昨年一昨年と御礼奉公させていただきましたが、いよいよ今年は町内デビューとなります。
役割は午後の「曳山交通整理委員」…???、どんな仕事かと問えば「そこ危ないですよ」と人をどかすんだとか。
しかし結局ほとんど出番は無く、曳山と一緒に半日歩くだけで疲れました。 (交通整理とはいえ、紋付羽織袴です。御神像のお伴をするわけですから第一礼装なのです)

写真は城端曳山祭の特徴のひとつ、傘鉾巡行です(クリックすると拡大)。
様々な粧物(よそおいもの)を載せた色とりどりの傘鉾に付き添うのは、裃をつけた町内の重鎮たち、僕の好きな美しい光景のひとつです。
さて、四つ身の紋付袴を着せてもらってゴキゲンな次男は、曳山に乗せてもらって、まるで山番のように正面に座ってます(注;夜の曳山巡行の最後に各町の山番が乗る習わしです)。 ハハハ、すみません、目立つのが大好きな性分なので…。
過去に女の子に間違えられて乗車拒否されたイタイ経験がありますが、このカッコだと大丈夫ですね。
夕方になって雨とともに風が吹き始め、連合会協議の結果、残念ながら夜の曳山巡行は中止となりました。
しかし、庵屋台はシートをかけてでも所望を続けることに決定。
人足を帰さねばならないので、急遽町内の人間のみで庵屋台を曳くことになり、鯛のハッピに着替えて「屋台人足デビュー」することに。
一度やってみたかったので、二つ返事で引き受けました。
雨で寒かったけど、仕事のない交通整理委員よりよっぽど楽しかったです。
ある方が「城端曳山祭っちゃ、『屋台に入っとるもん』『山を曳いとるもん』『所望をして聞いてるもん』が一番楽しいがいぞ」と言っていたのが、実感できました。
曳山祭にきもの姿が普通になってきました。
山番のご親戚や町内の男衆は勿論、所望のお客様、店のおかみさん、遠くから観光でお越しになった方も含め総じて着物比率が高いです。
特に今年は特に若い女性のきもの姿が増えたように思います。