2008年08月11日

池川はいま

1856_1.jpg 水害から2週間、あの日以降ほとんど雨が降りません。
「今度降る時はまたも集中豪雨になるのでは?」と恐ろしくなります。

 崩れた池川の河岸に土嚢を積んで応急処置をしました。
 本格的な護岸工事はまだ先になりそうです。


「池川ダムがあれば…」という意見もありますが、費用対効果を考えても、まず護岸工事が先でしょう。
 ダムだけ造っても、土がむき出しの川岸では浸食は止まりません。


 モーターパラグライダーで縄ヶ池上空を飛んだ方の話だと、「東山一帯は一時間に100ミリというレベルをはるかに超えて雨が降ったんじゃないか、というくらい崩れている」そうです。

 下界から見る限り、急斜面に植林した杉の木が根こそぎ流れ落ちたようです。
 この杉が橋脚にひっかかり附近が冠水しました。
 これがブナなど根をしっかり張る樹木だったらどうだったでしょう?
 また保水力のある広葉樹林でほんの30分でも水をためておければ(=時間差を作れれば)、あんな極端な増水はなかったでしょうに…。


 それと同時に、あの豪雨における城端ダムの効果について科学的に検証する必要があると考えます。

 安直にダムを造ろうとするのはやめていただきたい。
 100年に一度の水害に備えるならば、200年に一度の大地震にも備える必要があります。
 万に一つも池川ダムが決壊したら城端の東半分は流失します。


 一ヶ月ぶりの休みがとれました。
 次男と家でノンビリ遊んでいます。 ちょっとしあわせ。
posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

true tearsのクリアホルダー

1850_1.jpg むぎや祭の運営費用の約三分の一は協賛金(広告)で成り立っています。
 競演会場や町内の一等地に入舟札やボンボリ、あんどんを掲示するのです。

 例年協賛御礼の粗品として駐車券とボールペンをお渡ししていたのですが、今年はオリジナルクリアファイル(A4)を作成しました。
 true tearsのむぎや祭バージョンです(アニメでは麦端祭)。

 協賛してくださる各社にお配りしていますが、とっても好評です。


 またホルダーはじょうはな織館で限定販売しています。
 true tears城端ポスター同様、レア物なのでこれも人気が高いでしょうね。

 きょうはグレー縞の小千谷に柿色の半衿、黒の角帯に腰板無しの綿袴です。
posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

災害時中学生ボランティア

1846_1.jpg 28日の水害の被害は甚大で、床上床下浸水した手つかずの家屋がまだあります。
 市職員のみなさんだけでなく、大人のボランティアを募っての活動が本格的に始まっています。
 城端中学校生徒もボランティアに出ることになり、PTAも同行することになりました。


 朝8時15分にじょうはな座前に集合し、南砺市ボランティアセンター現地対策室の指示を仰ぎます。
 行政センターロビーは多くの人が行き交い、被災者の力になりたいというエネルギーが溢れています。
 中学校の部活毎に班編成をして、歩いて現場へと向かいました。

1846_2.jpg
 写真は外に漂着したゴミを捨ててる生徒達です。
 なんでこんなものまで!という物体までが流れついてます。
 しかも水を含んでいて重いんです。

 濁流にのまれた被災地はヘドロのような泥が床下に入り込み、どこから手をつけていいか判らない状態です。
 あまりの惨状に写真撮影を遠慮しました。 また写真やビデオでは被災地の真の状況は絶対伝わらないとも感じました。



 一軒で作業を終えた後、別の家を手伝います。
 床板を剥がしてスコップで重い泥をすくい、バケツリレーで排出します。
 運動部男子でも体力的にきつい作業です。
 最初は指示待ちで遠巻きに見ていた子どもたちも、数人が本気で作業を始めたらドロドロになるのを厭わず手伝ってくれました。

 子どもたちは予定時間を延長して頑張ったのですが、本格復興までまだまだかかりそうです。


 わずか2時間弱の作業でしたが、息は上がり、腰は痛く、むろん汗だくです。
 これほどの重作業を連日なさってる方々に敬意を表します。
 また被災された方も感謝の言葉だけじゃなく中学生を気づかって冷たいジュースを準備してくれたりして、心より頭の下がる思いです。

 帰って小千谷に福光麻の半衿、黒の角帯に綿袴に着替えました。
posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月28日

城端大水害

1842_1.jpg

 早朝から雷が鳴っています。
 5時半に大雨洪水警報が発令され、一時間に100ミリを越える猛烈な雨が2時間以上降り続けました。
 遠くでサイレンが鳴り、緊急事態の予感がします。

 外はバケツをひっくり返したような雨。 歩道はすでに川のようです。
 店内の一部に雨水がつき、排出作業に午前中を費やしました。


 午後になって一歩外に出てみると、城端はいたるところで大変なことになってます。
 両脇を流れる池川と山田川が決壊し、市街地の一部は床上浸水、橋が流出し、国道304は通行止め、田んぼや道路が崩れ、土砂崩れで家屋が全壊しました。
 怪我人が出なかったのが奇跡かも…と思わずにはおれない状況です。



 南砺市は緊急メールや防災無線で注意を呼びかけ、対策本部を早急に設置し、危険箇所には避難勧告も出しました。
 通行止めになった幹線道路の汚泥も午後には取り除かれたようです。
 夏休み中の小学校もメール網や電話連絡網で「児童が外に出ないように」と伝えました。
 中学校も生徒の安否を確認する電話がありました。

 迅速な対応は素晴らしかったと思います、前回の教訓が生かされたのでしょうか。

 写真は一夜明けた池川の様子です。
(上)石垣がえぐられ、家屋の土台が削られてます。
1842_2.jpg
(下)小さな橋が流失し、倒れた橋脚だけが残りました。


 城端は水害の少ないところで、何十年も前に山田川が城端橋付近で氾濫しかけたのが最後だと聞いています。
 あれから20億円もかけた三面護岸工事を終え、上流には城端ダムまで造り、備えは万全だったはずなのに…。
 人間の力の限界を感じます。



 全国ニュースとなったことで、多くの方々に電話やメールををいただきました。
 心より御礼申し上げます。

 ご心配おかけしましたが、店は通常通り営業しています。
posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

メディアリテラシー

1836_1.jpg
『オール電化住宅ってホントに××なの!?』という折込チラシが入りました。
「オール電化住宅がホントにエコなの?」「電気温水器(エコキュート)の水は飲めるの?(衛生問題)」「IHクッキングヒーターって安全なの!?」
 ショッキングなタイトルですが、答えはすべて ノー です。
 火力発電で使う石炭はかなりのCO2を排出しますし、貯水タンクは錆びます、IHの電磁波は強大で発ガンリスクが増大します。

 電力会社のCMと推進金で流行中のオール電化住宅にまったをかける意見広告…に見えます。
 しかし、このチラシの発行元「NPO法人 環境と健康を考える会」はガス屋さんの組合が全面的にバックアップしてるんです。
 いや、ひょっとしたら実体はイコールかもしれません。
 危機感を感じたガス組合が出した「反オール電化チラシ」というのが正解でしょう。
 内容はほぼ事実に近いし、ガス屋さんの気持ちも判るのですが、NPOの隠れみのを使うのはどうかなぁ…。
 電力会社もすぐに対抗広告を出してきました。


 メディアリテラシーとは「情報を評価・識別する能力」のことですが、今回のようなときに必要とされます。
「この情報はホントに正しいか?」「発信者は中立か?」など受け取る側で判断しなくてはいけません。

 今回の折込記事でも、実際は天然ガスを燃やす火力発電所は増えているのに、自分達に都合の悪い事実を隠そうとしています。
 また、うっかり火力発電を否定することは原発を推進することにもつながります。


 10年間友人達と城端タウン誌「てらまいるど」を発行していました。
 このとき「情報には出すほうの意図が入り込む」と気づいたんです(てらまいるどが偏向していたわけわけではありません、念のため)。

 事実を曲げることはできませんが、記事の扱いを小さくしたり、書かないこともできます。
 新聞やテレビのニュースを見比べると、各社のスタンスが見えてくるはずです。


 最近怖いと思う風潮に「なだれ打ったように一斉に同方向になびく世論」があります。 ニュース発信者の意図した通りに「反応」する視聴者たち…、本当に恐ろしい。

 メディアリテラシー能力を高めるには、まず疑ってかかることが必要ですが、想像力が乏しい人たちには難しいのかもしれません。
 せめて自分がブログなどで情報発信する側に回れば、「発信者には(ある程度)意図がある」ことに気づくと思うのですが…。

 きょうは黒縞の小千谷麻に黒地紋の半衿、黒角帯に薄灰の綿袴です。

posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

古ネクタイの再利用

1825_1.jpg
 梅雨明けはまだですが、日中の気温は真夏のようにぐんぐん上がっています。

 我が家は脱エアコン派なので、居住区では自然風と扇風機を利用しています。
 エアコンに慣れてしまうと気づかなくなりますが、扇風機ってとても涼しいんです。
 消費電力が少なくて、快適な優れもの=扇風機とこたつを発明した人にノーベル賞を上げたいくらい。

 外出には扇子も必須でしょう。
 せわしなく動かすと見た目が暑苦しいですが、優雅に扇ぐと周囲まで涼しくします。

 母が古ネクタイで扇子袋を作ってくれました。
 輪にして、剣先の部分(写真の右側)にホックをつけるだけ。
 すぐに完成したところをみると、簡単なようです。

 絹素材なので肌触りも良く、オンリーワンでお洒落です。

 ちなみに窓を閉めエアコンをつけ走ってる車が多いですが、試しに窓を開けてみてください。
 とっても爽やかだし、燃費も良くなりますよ。

 きょうは薄グレーの小千谷に生成り半衿、辛子の角帯にグレーの薄手袴です。

posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月03日

きもので歩けるまち城端

1817_1.jpg

 TJとやまに続いて、Taktの取材です。
 城端をきもので散策しようというデート企画(?)らしく、きもの一日レンタルをなさいました。

 予想最高気温は32℃! 熱中症になるのでは?と心配でしたが(レンタルは女性用袷only)、風が涼しく心地良かったです。

 どうですか?この二人、女性は可愛いし、男性は凛々しいでしょ?
 この後、蔵回廊付近を歩いたようです。


「なぜきものレンタルを始めたんですか?」の質問に
『城端はきものの似合う街だから』と答えました。
「確かに絵になってました」と言われ嬉しくなってます。

 8月10日発売のtakt9月号に掲載予定です、お楽しみに。


 ゆかたのレンタルはありませんが、持ち込んでいただければ着付けをいたします(800円;要予約)。
 城端をきもの姿で歩いてみませんか? 違和感なくとけ込めますよ。

 きょうは黒っぽい麻の黒地に織の半衿、茶黒の角帯に青灰の麻袴です。

posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | きもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月13日

袴党宣言

1796_1.jpg
 城端曳山祭は神迎えと巡礼の祭礼なので、男性は第一礼装、すなわち黒紋付に縞の袴を着用します。
 当店も当然のように縞の袴をたくさん常備しています。

 さらにきもの好きな男性向けに、準礼装の正絹無地袴も多色揃えています(写真をクリックすると拡大)。 きものとコーディネートできるように、お洒落な色がたくさんあります。
 これに自宅で洗濯できる木綿袴を加えると、無敵の袴軍団が結成されます。

 袴好きな男子のために(いや女子も)、「袴党」を立党します。
 手始めに時々更新しているブログを「袴党宣言!」と改名しました。
 現在、袴の良さやTipsをまとめています。 近々アップする予定ですので、興味のある方はご覧ください。

 きょうは緑のコサシルクの深緑の半衿、辛子の角帯に薄緑の草木染め袴です。
posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | きもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

いじめ 大人にできること

1790_1.jpg
 県Pの総会に先立って親子安全会の講演会がありました。
 講師は東京都児童相談センター 心理司の山脇由貴子さん。 「教室の悪魔」の著者です。
 タイトルは「現代のいじめ 〜今、大人に出来ること〜」

 中身が濃いのでウワズミだけ書き出します。
ーーーーーーーーーーーーーー
・いじめに関する本を書くきっかけは、報道が間違っているし、先生も事実を知らなかったから。
・本を読んであまりの凄惨さに40代以上の人は驚いたが、30代はさほどでもなく、20代に至っては「なんでこんなことで本になるの?」…と。 陰湿なイジメを当たり前のように思っている。
・それは多分、ケータイとインターネットで匿名性を手に入れた世代だから。

・「いじめとは集団ヒステリー」であり、ウィルスのように感染する。
・何も無い子が突如イジメられるのは、集団が均質化し、無個性化してるため。
ーーーーーーーーーーーーーー
 山脇さんは頭の回転の早い方で90分間弾丸のような早口で話しまくりました。
 内容については「教室の悪魔」を読んでいただいた方が伝わると思います。 ぜひご一読ください。

 大人になりたくない子どもが増えています。 自らの命を絶つ子どもさえも…。
 「大人が未来を悲観していると、子どもが未来を楽観できない」とは至言です。
 …となれば、我々大人にできることはたくさんあるハズです。
 相談に訪れる子どもが「山脇さんのような仕事がしたい」と憧れるのもうなずける、元気でカッコいい女性でした。

 余談ですが、山脇さんは一日一食野菜中心の食事なんだそうです。 それは仕事柄「ボーッとしちゃいけない」からだとか。 …いやホントにカッコイイ。

 サンシップのホールはほぼ満席、例年より女性が目立ちました。 また真剣にメモを取る人も多かったようです。 有意義な講演会となりました。

 きょうは黄色のコサシルクに生成りの半衿、辛子の夏角帯に薄緑の袴、白茶の足袋です。

最後に「我が子がイジメられているとき、これだけは知っておいてほしいこと」を列記しておきます。
=いじめ被害者の保護が最優先である=
・学校を休ませる(解決するまで)
・楽しいことをさせる(心に傷を負った子の治療環境づくり)
・親は子どもの許可無く学校に行かない(子どもとの信頼関係を壊さない)
・責任追及は後にして、まず解決を先に
・クラスだけじゃなく学校全体で取り組む(担任だけじゃなく、校長等も同席してもらう)
・事実を調査しない(どのみち真相はわからない)
・犯人探しをしない


posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月05日

小紋師 藍田正雄

1788_1.jpg
 季刊「銀花」154号の特集は「江戸の粋、京の華…」です。
 表紙となってるのが型染め師(小紋師)藍田正雄さんの江戸小紋です。

 中はきもの雑誌かと見まごうくらい、藍田ワールド全開。 さすが銀花、写真だけじゃなく読み物としても秀逸でした。
 美しいモアレを生かした「板引き杢」とボカシ技法を取り入れた「深山染め」の紹介は、「え?ヒミツじゃないの?」と驚いたくらいです。

 『粋ってのは、必ず流行を作るっていうじゃないですか。だけど、だらしのない粋じゃない、粋にも品格が必要だと思うんです。』(藍田さん)
 哲学のある職人って大好きです。

 ちなみに藍田さんの作品は当店にもありますので、実物をご覧になりたい方はお気軽にどうぞ。

 きょうは白茶の木綿に茶色の半衿、辛子の角帯に焦茶の袴です。


posted by きよべ at 00:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | きもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。